風で倒れたので取りに来ませんかとかなよさんから連絡があり、ココルームへ。6本も倒れたのよ、と。大きな葉っぱが何枚も机に載っている。風呂場で水を吸わせながら一晩おく。サラムの葉、ココナッツミルクを入れてもち米を炊く。レモングラス、こぶみかんの葉、ヤシ砂糖、ココナッツミルクで鶏肉のミンチを炒め煮にする。四角に切ったバナナの葉に、もち米と鶏肉を置き巻いていく。端を楊枝で留める。イウィンさんが、バナナの葉は一重だとダメだと言うので、葉の端を下に敷く。遺体を巻く白い布と関係しているらしいがよく分からない。巻き上がったのを蒸し器で蒸すとできあがり。ほんのり、ほんのりと葉の香りがする。
出来上がったLemper (ルンプル)をイウィンさんの友人とカエルケチャでお世話なったKさん宅へ持って行く。ごちそうでは無いけれど、バナナの葉は滅多に手に入らない。特に新鮮なのは。ジャワだとどこにでもあるんだけど、ありすぎて作ろうとはなかなか思わない。
いい匂いの葉がある。竹や笹はたまらない。そのまま食べたいのはやまやまだがパンダではないので食べられない。なんとか味わうために、葉を食べ物に移すのだろう。