倉庫の家へ引っ越して間もない頃。いくらでも出てくるからなんぼでも取ってや、と言われてタケノコをたくさん掘った。これも食べられるよと、小さな木を指しておばあさんが言う。木の芽である、山椒の木の。
ああ、そうなのか。気の利いた飲み屋で出てくるタケノコの木の芽和えは、お隣同志に同じ時期に出てくるものだったのか。
あっ、ごはん炊くの忘れた、とイウィンさんが言うが、僕はビーフンがあるのを知っていたので黙っていたのだ。冷蔵庫には野菜もあるし、鶏肉もある。
玉ねぎ、シシトウ、オクラ。バナナの木を植えた近所のIさんからいただいたもの。隣同士で出来たものは合わないはずはない。
1. 干し椎茸をもどす(ちょっと前に)
2. お湯を沸かす
3. 野菜を切る。唐辛子と生姜も切る。鶏肉も切る。椎茸も切る。
4. ビーフンをもどす。
5. 唐辛子と生姜、肉、野菜を炒める。
6. 椎茸のもどし汁を投入。
7. 適当な調味料(醤油、オイスターソース、ナンプラー、なんでもどうぞ)を投入。隠し味的に酢も少々。
8. あまり混ぜずに汁気を飛ばす。最後にシャカシャカと炒めて完成。