「竹みたいにあちこちからどんどん生えてきて、少し怖いくらいです。ひたすら伐採。」というメッセージがKさんから届いたので、またまたバナナの葉をもらいに行くことに。奈良の住宅街にジャワ人の夫Sさんと暮らしている。それを聞きつけた奈良在住のジャワ人Fさんも合流。近くまで行くとバナナ林になっている家を発見。すごい、20本ほど生えていて、大きなのは2階の屋根まで達している。Sさんが2階の窓から葉を切って落とし、イウィンさんがナイフで切り取り、Fさんがきれいに折りたたんでいく。ジャワみたいだねえ、とKさんと見惚れる。

 大量のバナナの葉、Fさんが滋賀の工場のテンペワークショップで作った竹輪麩状のテンペ、バナナを植えたい近所のIさん用の2種類のバナナ3株を車に積んで紀伊半島をドライブ。車内が熱帯化してかぐわしい。テンペの発酵が進んだよう。

AREM AREM アルムアルム

1.テンペと適当な野菜(この日はオクラ)をオセンオセン(適当にニンニクとか唐辛子とか入れて炒める)に。

2.ココナツミルク、レモングラス、ダウンジュルック(みかんの葉)をフライパンに入れ火をつける。コメを投入。汁気が減り、米が柔らかくなってきたら、火を止める。あとで蒸すので、ご飯状態まで行かない感じ。

3.バナナの葉の上に、ご飯を敷き、具材を置いて、ぐるっと包む。

4.蒸し器で20分ほど蒸す。

 ルンプルと似ているが、ご飯なのであっさりしている。バナナの葉のほんのりした香りと発酵したテンペとオクラのネバネバが食欲をそそる。

 米は炊飯器で炊くものとか、はじめちょろちょろ中ぱっぱ、赤子泣いても蓋取るなとかが頭に染み付いている。魔法の箱へ入れるとご飯ができあがる、と思ってしまっている感覚を変えてみよう。コメを豆のように煮る。鍋で水分を加えて煮ていく、具や香りづけを入れてもいい。味見や硬さを見ながら、水分が無くなってしまったら、最後に蒸せばなんとかなる。

2 Thoughts on “こまったレシピ 08. 日本熱帯化計画”

  • いただいたバナナの苗木、3種類とも根付いたようです。
    ありがとうございました😊

    • 葉が茂ってきたら、インドネシア料理を量産して、熱帯化計画を進めて行きましょうね!

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